人事DXスキルを身につけるには?30代・40代がキャリアを広げるための実践ガイド

🗓 投稿日:2025年5月2日


こんにちは。コトラリスキリングチームです。

「人事の仕事は続けたいが、デジタル対応に不安がある」「データ活用やツール導入に追いつけない」──そんな悩みを抱える30代・40代の人事職の方へ。人事部門にも急速にDX(デジタルトランスフォーメーション)の波が押し寄せており、現場に求められるスキルも変化しています。従来の人事業務だけでなく、データに基づく意思決定や、クラウドツールの活用など、新たなスキルの獲得が必要です。そこで注目されているのが“人事 DX スキル”です。本記事では、人事 DX スキルとは何か、どのように学ぶべきかを具体的な取り組みやセミナー事例を交えてご紹介します。

なぜ人事職にDXスキルが必要なのか

人的資本経営が注目される今、企業の経営判断には「人」に関する定量データの活用が欠かせません。採用・育成・配置・評価といった人事業務全体で、テクノロジーを活用する機会が増えています。実際に、従業員エンゲージメントの可視化や、スキルマップに基づく配置判断など、現場でも多くの工夫が生まれています。

とはいえ、多くの人事職の方は「Excelは得意だが、BIツールは初めて」「クラウド人事システムの運用が不安」といった戸惑いを抱えています。ある企業では、人事部門がBIツールで集計したレポートを経営会議に提出したことで評価され、人事が「戦略パートナー」として認識され始めたという事例もあります。こうした変化に対応するためにも、人事DXスキルの習得は避けて通れないテーマとなっています。

人事DXスキルを学べる実務セミナー・研修

人事DXの入り口としてまずおすすめしたいのが、ツール提供企業や専門機関が実施する実務セミナーや研修です。以下は、初心者でも参加しやすく、現場で活かしやすいテーマ別の学びです。

● クラウド人事システム活用セミナー

クラウドベースの人事管理ツールを扱うセミナーでは、システムの基本機能だけでなく、人事制度との連携や業務フローの整備といった実務視点の学びが得られます。システム導入前後の課題整理にも有効です。

● データ分析と人事レポート研修

人事データをGoogleスプレッドシートやBIツールで集計・可視化し、戦略的なレポートにまとめるスキルを習得する研修です。数値を“語れる”人事になることを目指します。

● 採用業務効率化・自動化セミナー

チャットボットや自動スケジューラーを活用した応募者対応の自動化や、選考進捗管理の効率化など、採用実務に直結する内容を学べます。少人数の人事体制で成果を出したい企業に好評です。

これらのセミナーは、まず「人事DXに触れてみる」には絶好の機会です。一方で、セミナーの多くは1〜2時間の短時間開催や操作体験にとどまることが多く、実務で活かすには継続的な学びが求められます。「セミナーで基礎を知った」「自分の業務に応用したくなった」段階で、より体系的な講座を選ぶことでスキルの定着につながります。

体系的に学びたい人のためのリスキリング講座

セミナーは「きっかけ」にはなっても「転機」にはなりにくい──そんな悩みを持つ人にこそ、体系的に設計された講座が有効です。コトラのリスキリング講座では、DX時代の人事職に必要な知識・スキルを段階的に習得できるカリキュラムを用意しています。


たとえば「人事データ分析」「クラウド人事ツールの管理運用」「人的資本開示対応」など、経営と人事をつなぐ領域に焦点をあてており、学んだ内容をそのまま自社業務に反映できるのが特徴です。未経験でも安心して受講できるよう、サポート体制も充実しています。


学び直しを始めるなら、自分に合った内容かどうかを知ることが第一歩です。
講座一覧をご覧いただいたうえで、キャリアの棚卸しや講座選びについては、専任スタッフが丁寧にサポートしますので、お気軽にご相談ください。


※本記事は編集チームにより作成されています。内容は執筆時点の情報や見解に基づいており、最新情報や個別事例には適さない場合がありますので、あらかじめご了承ください。